セキセイインコの消化機能と餌の与え方について、調べてみました。

セキセイインコ 消化 時間

セキセイインコの体温

セキセイインコの体温は41℃~43℃と非常に高く、その高い体温を維持する為には常に食べ続ける必要があります

つまり、インコが病気になって餌を食べなくなったり、何らかの原因で消化不良を起こすと、たちまち生命の危険に晒されます。

セキセイインコと一緒に暮らすには、まずはインコの食生活と消化機能を心得る必要があるのです。

セキセイインコの胃

セキセイインコの消化器で特徴的なのは、そ嚢・腺胃・筋胃と三種類の胃がある事です。

そ嚢は食べ物を一時的に貯めておく機能があります。

腺胃は人間の胃と同じ消化機能を有し、最後の筋胃は食べ物を磨り潰す機能があります。

ちなみに筋胃は人間に例えると歯と同じで、砂を利用して丈夫な筋肉の壁で食べ物を細かく砕いていきます。

よく公園で見かける鳩が砂を口に運んでいるのは、鳥にとって砂は餌の消化吸収に欠かせないものだからと言えます。

インコを飼う場合は、定期的に餌の中に少量の砂を入れてあげましょう。

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消化に優しい餌の与え方

次に餌の与え方です。

生後1ヶ月以内の雛であれば、夜を除いて基本的に二時間おき位の時間間隔で雛用の挿し餌を与えます。

夜は一回当たりの分量はそ嚢が膨らむ程度が目安ですが、与え過ぎても消化不良を起こすので、雛の様子を見ながら微調整した方が良さそうです。

餌はぬるま湯よりはやや熱目の方が口に運んでくれます。

そして雛の成長に応じて挿し餌を与える間隔を伸ばしていき、鳴き声で催促したら挿し餌を与える様にしていきます。

1ヶ月経過すると、次第に親鳥と同じ餌を口に入れ出すので、徐々に挿し餌を減らしていき、食生活の自立を促していきます。

まとめ

セキセイインコの体温維持は24時間と言われています。

インコに何らかの異変が生じた時に30℃の容器の中で温めてあげるのは、その体温の維持時間を少しでも長引かせる為です。

つまり病気か消化不良を起こして、通常の食生活が営めなくなったり、通常の消化機能が働かなくなると、朝は元気だったのに夜には命を落としていたという悲しい結末になる場合も多々あります。

飼主は常にインコの変化に目を配り、少しの異変でも専門の獣医に相談し、適切に対処する必要があるのです。


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