コンパニオンバードとして有名なセキセイインコは、雛の頃から大切に育てると手乗りインコになったり人にとてもよく慣れ、かわいらいい姿をたくさん見せてくれます。
セキセイインコは豊富に感情を持っていて、それらの感情を鳴き声や瞳孔の開き、くちばしを使ってつつくことなどによって表現します。
今回は、これらの中でつつくという行動に注目して見てみたいと思います。
このセキセイインコのつつくという行動。
イメージとして浮かぶのは、地面に落ちている餌をついばんだりするときによく見かけますよね。
それに加え、なにか嫌なことが合ったとき。
例えば、機嫌が悪い時に人間が無理に手を出すと指先をつついて攻撃することもあります。
そのほかに、セキセイインコに顔を近づけたときに、顔を甘噛みされたり、優しくつつくことがあります。
顔を甘噛みをしたりつつくのは、セキセイインコの愛情表現
実はこの飼い主の顔を甘噛みしたり、つつくといった行動はセキセイインコの愛情表現なのです。
セキセイインコの雛は幼い頃に、親鳥、または飼い主からさしえで餌をもらいます。
親鳥からはくちばしで、飼い主からはスプーンやスポイトからなど、雛の成長にとって欠かせない餌を与えてもらうのです。
セキセイインコの雛はとてもしっかり餌を食べるので、親鳥や飼い主が近寄ると餌を催促します。
親鳥に対しては親鳥の顔やくちばしをつついてはやく餌を出すよう促し、飼い主に対してはスプーンやスポイトをつつくなどという行動をとるでしょう。
この幼い頃の行動の名残が、今回注目した甘噛みしたり、つつくといったことにつながってくるのです。
セキセイインコは成長して大人になってしまえば、自分で餌を食べることはできます。
しかしこの雛のときの名残はしっかりと習慣として残っていて、飼い主に対し深い愛情を持っていると、コミュニケーションの手段として顔を甘噛みしたりつつくといった行動をとるのだと考えられます。
まとめ
セキセイインコの愛らしい愛情表現に、胸を射ぬかれる方も多いでしょう。
これらの行動は、我々の側にいてくれるセキセイインコが何よりも私達のことを大切に思ってくれている証拠ですよね。
セキセイインコの信頼を裏切らないよう、大切なパートナーとして優しく接してあげましょう。
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