セキセイインコの種類
セキセイインコの品種は実に多彩で、体色、紋様、羽の形などで細かく分けられています。
その多彩な体色や紋様の違いは、含まれるメラニンとカロチンの量によって作用されるのです。
例えば、原種の流れをくむノーマル種は、メラニンとカロチンの両方を持ち、黄色と緑色の体色でシェルと呼ばれる黒い紋様が頭部から羽にかけて入っています。
ルチノー種はメラニン色素を持っていませんが、カロチンはあるので全身が黄色く、目は赤色をしています。
オパーリン種は頭部から背中にかけてのシェルマークと呼ばれる貝のような紋様がなく、羽だけに紋様があります。
体色は頭部から背中にかけて黄色く腹部が緑の「オパーリングリーン」や頭部から背中にかけて白く腹部が青い「オパーリンブルー」などがいます。
アルビノとレインボーの遺伝の違いは?
アルビノとは、体色は全身が白く、シェルマークを持たず眼が赤いのが特徴の品種です。
その訳は、メラニンもカロチンも持っていないからです。
突然変異から始まったアルビノですが、今は品種として固定化されています。
ですが、ほかの品種より体が弱い傾向にあります。
目にメラニン色素が無いため、長時間の日光浴は危険が伴います。
繁殖においては、赤目同士の交配は障害を持って生まれる可能性が高いので、避けた方が無難だと言われています。
レインボーとは、ホワイト系のオパーリン種から派生した種類で頭部のみが黄色がかっていて、羽根や胴部が青色をしているのが特徴です。
最近ではシェルマークが無い「パステルレインボー」が出回っていて、一番人気だそうです。
現在では5000種以上にも品種を持つセキセイインコですが、その交配の複雑化により、数代前まで遡らなければ子の体色や紋様の予想が難しいそうです。
そして、アルビノは固定化された品種以外にも突然生まれる可能性はいつでもあるのです。
まとめ
つがいで飼う場合、繁殖させることも楽しみの一つだと思います。
掛け合わせによっては美しい体色や紋様を持って生まれてきます。
ただ、遺伝の関係性によっては健康に生きられない場合もあるので、知識と注意が必要になってくるでしょう。
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