セキセイインコの強制給餌について、調べてみました。
強制給餌の重要性
人間でも立てなくなる程体調が悪かったり、病気で起き上がれなくなった時は、家族や看護師、介護士などに食べ物や飲み物などを口まで運んでもらいます。
そしてセキセイインコも同様に、何らかの体調不良により急に食欲を無くしてしまう時があります。
しかしその時に何もしないとインコが命を落としてしまうので、栄養補給の為には獣医や飼主による強制給餌が必要となってきます。
ここでは飼主が安全に強制給餌をする為のやり方を、簡潔にまとめていきたいと思います。
強制給餌の方法
まず気を付けなければならないのが、セキセイインコのサイズです。
人間と違って、インコの個体の大きさは手の平サイズの小ささです。
人間の力で胸や腹を圧迫すると、僅かな時間でも窒息してしまいます。
強制給餌する際は頭と左右の羽、そして両脚を上手く固定して、インコが暴れない様な体勢で臨みたいものです。
次に給餌の方法です。
まず気を付けたいのが、流動食の中に粒の粗いものがないか、そしてピストンの中にも異物が入っていないかを入念にチェックし、ある場合は対象物を磨り潰したり、除去します。
次に体重を計ります。
これは餌がインコの体内にしっかりと吸入されたかを確認する為の作業です。
無難な方法は、餌を与える前とその後の体重をケージごと計るのが良いと思います。
そして給餌ですが、これにはクチバシ付近に垂らしてインコの自力摂取を促す間接的手法と、ピストンと吸入管を用いてインコの体内に吸入させる直接的手法があります。
インコの体力が許せば間接的手法で構いませんが、問題は直接的手法の場合です。
一度の吸入量としては、1cc~1.5cc位が目安で、しっかり体内に吸入されたかを確認しながらゆっくりと繰り返します。
ただ内容物を吐き出すなどしてすぐに受け付けないのであれば、インコの体力回復を待って、時間を置いてから再試行したりと根気強く取り組まねばなりません。
まとめ
セキセイインコをペットとして飼う以上、私達飼主がインコから癒しをもらうという一方的な関係だけでは許されません。
インコが極度の体調不良に陥った際には命を預かる飼主の責任として、その命を保全していく義務もあります。
私達飼主はいざという時の為に、緊急避難的な強制給餌のやり方を習得するのも、その義務を全うする一助となるはずです。
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