ペットのインコが無精卵を産んでしまったら、これは大丈夫なのかしら?なんで無精卵を産んだのだろうか。
と、心配になってしまいますね。
この記事では、インコが無精卵を産んでしまった理由と、その対処法についてご紹介します。
無精卵を産んでしまう理由
メスのインコが無精卵を産むことは、成長に伴い体が大人として成熟したという現れであり、至極自然なことともいえます。
インコが無精卵を産むに至るのは、以下、2つの条件が揃うことで生じます。
● 栄養価の高い餌を食べている。
● 発情をしている
この2つの条件が揃うとインコはお相手のインコがいなくとも無精卵を産みます。
気を付けてあげたい無精卵の産卵ケース
○ 繁殖期以外にも関わらず、頻繁に産卵をする場合。
○ 一回の産卵時に、沢山の卵を(10個前後)産卵する場合。
この2つの産卵ケースは、インコの体に大変な負担がかかり危険な状態であるといえます。
大人になり栄養価の高いエサを食べることで産卵の準備が整います。
その上、インコを可愛がり過ぎて発情させてしまうと繁殖の態勢になります。
産卵はインコにとても負担がかかってしまい寿命が短くなり、又、うまく産卵ができない場合は卵が体に詰まってしまうこともあります。
最悪の場合は、卵巣腫瘍に至ることもあります。
そのため雛を作らない場合は、なるべく無精卵を産ませないように気を付けてあげましょう。
無精卵を産んだインコへの対処法
以下、4つの対処をしてあげてください。
① ケージに偽卵をいれてあげましょう。
インコは1度の産卵で5個くらいまで卵を産みます。
しかし5個の卵の産卵は大変な体力を消耗してしまうので、母体インコの産卵を防ぐため、偽卵を使用します。
偽卵とは、プラスティックなどでできたニセの卵です。
これを置くことで卵を十分に多く産んでいるようにインコに思わせ、これ以上の産卵を防ぎます。
バレないように、こっそり入れてください。
偽卵は1日1個ずつそっと入れましょう。
② 産まれた卵はすぐに片づけず、2週間ほど放置しましょう。
インコは産まれてくるべき卵の数が、ある程度揃わないと産卵をし続けます。
インコが卵を温めている場合は、取り上げて片づけたりせずにそのまま見守ってあげてください。
インコが卵に対し関心を抱いていない場合は、処分しても大丈夫です。
また割れている場合も、衛生上良くないので片づけてください。
③ 発情要因を取り除いてください
インコの発情は、飼い主の過剰な愛情、おもちゃ、巣箱の設置などの理由で起こる可能性があります。
取り急ぎ、産後はおもちゃと巣箱を撤去してください。
発情要因を取り除き、すぐにまた産卵することのないようにしましょう。
④ 栄養価の高い餌をあげてミネラルとカルシウムを補ってください。
人間の産後同様、母体は出産によりボロボロになっています。
特に、卵を作ったことで、ミネラルやカルシウムが不足している状態にあります。
青菜をいつもより多めにあげてください。
できれば、ボレー粉も多めにあげてください。
まとめ
無精卵の出産は生理現象です。
しかし、通常の出産同様、母体に多大なる負担がかかることを念頭に置き、なるべく無精卵の出産を避けるように飼い主さんが心掛けてください。
また産んでしまったら、しっかりケアをしてあげてくださいね。
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