セキセイインコの鼻の色
セキセイインコの鼻は、くちばしの付け根付近にあり、蝋膜(ろうまく)と呼ばれる柔らかな皮膜で覆われており、性別・種類によって色の違いはさまざまです。
一般的なノーマル種やレインボー種などのオスの蝋膜は青色や紺色で、ルチノーやアルビノと呼ばれる種類はピンク色をしています。
これはメラニン色素の影響で、多く持っている種類は、より青色が濃くなります。
一方メスは、白色や薄ピンク色、茶色の蝋膜を持ち、ルチノー種やアルビノ種の場合、蝋膜全体はピンク色で鼻の孔の周りだけが白色をしています。
メスは、メラニン色素の影響が蝋膜には出ません。
セキセイインコの蝋膜は、性別の判断に需要は部分ですが、雛の時期にはオスもメスも同じような薄いピンク色をしており、とても区別がつきにくいそうです。
そのため、メスだと思ったのにオスだったとか、オスだと思ったのに卵を産んだ、などということはよくあります。
セキセイインコの鼻の色が変わる理由は?
セキセイインコの蝋膜は、発情期と発病時に変色が見られます。
発情期には、オスは蝋膜の色に変化はありませんが、メスの蝋膜は茶色に変化していきます。
そして、発情が終わるとかさぶたとなって剥がれ落ち、元の色へと戻ります。
発病時には、性別にかかわらず白く変化して軽石のように穴が開いてきたら、疥癬というダニの感染症かもしれません。
オスの蝋膜が茶色に変化した場合は、生殖器系疾患や代謝性疾患の可能性があります。
そのほか、加齢によっても変色や乾燥が見られます。
セキセイインコの蝋膜のチェックは健康管理に欠かせないものです。
メスの発情期の変化以外は病気の可能性があるので、病院での受診も必要になるでしょう。
まとめ
可愛がっているセキセイインコの鼻の色が変わってしまうと、ちょっと驚いてしまいますが、病気なのか、そうでないのかの見分けが大切です。
体が小さい分抵抗力が弱いので、気をつけなければいけません。
顔の一番目立つ部分にある蝋膜なので、毎日のふれあいの中で観察して、健康管理をして欲しいと思います。
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