ふと飼っているセキセイインコのお腹を見たら「あれ、お腹に割れ目がある!?」……
ちょっと焦ってしまう人もいるのではないでしょうか。
「セキセイインコにも腹筋があるのかな」と思う人もいるかもしれませんね。
インコ愛好家からは「腹割れ」と呼ばれる、胸の下部からお腹にかけてできる縦筋の割れ目の正体は、羽が生えていない無毛地帯です。
鳥類は卵をお腹の下に入れて温めます。
その時に、肌で直接温められるようにとお腹の部分に羽が生えていないことが多いのです。
割れ目のように見えるのは、羽毛の生え際の関係で割れて見えるだけで、実際にお腹が割れているわけではないのですね。
メスだけでなくオスにも割れ目はある
お腹の下で卵を温めるというのはメスの役割のような気もしますが、腹割れはオスにも見られます。
腹割れがあるかどうかは、性別よりも個体差に影響することのほうが多く、太り気味の個体だと脂肪で埋まって見えないことも多いです。
ただし、メスの場合は、お腹の中に卵があるとそれによってお腹が膨らむため、腹割れが目立つ傾向にあるようです。
自分でお腹の羽を抜くことも
腹割れは生まれたときからあることも多いのですが、なかには抱卵のため自分でお腹の羽を抜いてしまうこともあります。
一般的に腹割れが見られる胸の下あたりからお腹にかけてなら大丈夫なのですが、もし羽の抜け変わりの時期でもないのに、全身の羽をむしるような行動が見られるときには、病気や寄生虫、ストレスなどの可能性もあるので注意しましょう。
腹割れの正体は羽の生えていない無毛地帯であることがほとんどだと思うのですが、この部分には左右の翼を支える大きな筋肉もあるので、やはり人間で言うところの腹筋のような意味合いもあると言えますね。
まとめ
セキセイインコの胸の下部からお腹にかけて、縦方向に割れ目が見える場合、それは抱卵のために羽が生えていない無毛地帯である可能性が高くなります。
腹割れとも呼ばれるこの縦筋の割れ目は、メスだけではなくオスにも見られるもので、肌で直接卵を温められるようにと自分で抜くこともあります。
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