セキセイインコを始めとする鳥類は、体調不良が理由で仲間から外されないようにと、具合が悪いことを隠す傾向にあります。
そのため、飼い主がインコの体調不良にしばらく気付かないこともしばしば。
そのときに体調を確認するために役立つのが「糞チェック」です。
セキセイインコの糞の量は食べた量に比例しますが、一般的に小さじ2杯半程度の餌なら30～40個ほど出ることが多いようです。
鳥は消化した分をこまめに排出するため、1時間に3～4回は糞をします。
セキセイインコは糞と尿を一緒に出す
鳥類は糞も尿も同じ管から排出します。
人間のように分かれているわけではないので、糞と尿が混じったものを排泄することが多くなっています。
一般的に健康な糞は、濃い緑色～黒のもの（糞）と白いもの（尿）が混じった固形物で、ある程度は柔らかいのですが、時間とともに硬くコロコロとしてきます。
セキセイインコの尿には固形尿と水分尿の2種類があるのですが、水分尿が多いときには病気の可能性もあるので注意しましょう。
注意したい糞の状態は？
飼っているインコの糞のチェックは、1日1回は行いたいところ。
色や量、大きさ、柔らかさ、臭いなど様々なことに注意しましょう。
色は濃い緑～黒色が通常ですが、食べた餌によっても多少の変化は見られます。
ただし、鮮やかな緑色をしていたり、血便や真っ黒な便が出ているときには病気の可能性が高くなります。
色のほかにも、下痢や多尿もセキセイインコによく見られます。
下痢か多尿かを見分けることは難しいのですが、形の崩れている糞が混じっていれば下痢、糞がまったく混ざってない尿だけのものが頻繁に出るようなら多尿となります。
多尿は水分の摂りすぎが原因ですが、糖尿病などの喉が渇きやすい病気にかかっている可能性もあるので注意しましょう。
まとめ
セキセイインコの糞の数は食べた餌の量に比例するため、餌の量と一緒に糞の量も毎日チェックするようにしたいですね。
鳥類は糞と尿を出す管が一緒のため、糞と尿が混じったものを排泄します。
通常は濃い緑～黒色の糞となるため、色や臭いなど様々な角度から糞を観察して、いつもと違う糞のときにはすぐに対処できるようにしたいですね。
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