セキセイインコの鼻と能力
セキセイインコの鼻はくちばしの付け根にあり、「蝋膜」と呼ばれるやわらかい皮に包まれています。
性別を確認する際、この蝋膜の色の違いで判断します。
ペットショップなどで購入する場合、幼鳥ではオスメスの判断がつきにくいかもしれませんが、どちらにしても滑らかで艶のある蝋膜の子を選ぶと良いでしょう。
嗅覚はあまり発達しておらず、人間より少し良いくらいだそうです。
逆に聴力と視力は優れています。
個体により食べ物の好みが様々なセキセイインコですが、嗅覚ではなく触覚・視覚・味覚で判断しているようです。
セキセイインコの鼻が白色や黒色なのは?
オスの場合、蝋膜が黒色や茶褐色に変色している場合は、精巣腫瘍のサインだそうです。
ホルモンの分泌異常が起こる為、メス化し蝋膜の色もメスのようになってしまうのです。
4~6歳頃の発症が多く、手術のリスクも高いそうです。
一方、蝋膜が白色なのはメスである特徴なので病気ではありません。
種別により、蝋膜全体が白色のものと鼻の穴の周りだけが白色のものがいます。
発情期が来るとメスの蝋膜は茶色になり、発情が終わればまた白に戻ります。
オスメス共に通常、蝋膜の表面はなめらかですが、白く軽石のような塊が出来たら、疥癬症の疑いがあります。
疥癬症とは、疥癬(ダニ)が皮膚に穴を掘って住み着き、ダニのフンなどでアレルギー症状を引き起こします。
皮膚炎やくちばしへの影響も起こるので、すぐに病院で検査してもらいましょう。
治療により完治できるそうです。
まとめ
人間の嗅覚は生き物の中ではとても低く、哺乳類の中では最下位だそうです。
高くなった知能によって、天敵から身を守ることが出来、食物を得ることが出来るようになったからでしょう。
それでは、一番嗅覚の優れている生き物はなんでしょうか?
それは、「蛾」です。
蛾のオスは2キロ離れたメスのフェロモンをかぎ取ることが出来るそうです。
セキセインコは蛾と同じく飛べますが、餌を見つける視力と敵を感じ取る聴力が発達したので、嗅覚は必要なかった、ということですね。
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