手乗りのセキセイインコでニギコロをしたり、インコが美しく羽ばたいている様を眺めるのも飼主にとってこの上ない癒しとなりますが、雛を卵から孵化させ、一人前の成鳥になる過程を見守り、真の意味でインコを生涯に渡って育て上げるのも、飼主冥利に尽きる楽しみとも言えるでしょう。

ここではセキセイインコの産卵から雛を育て上げるまでの過程を、説明していきたいと思います。

セキセイインコ 抱卵 期間 温度

繁殖の準備

まずは雌雄共に健康なつがいをペアリングしなけれはまなりません。

互いに雛の状態から飼う場合は最初から同じケージ内で生活させ、ある程度大きくなってから飼う場合は少しずつ距離を縮めていく方法を取るなど、場合によって工夫しましょう。

次に巣箱の設置です。

設置位置としてはケージ内で十分に上方スペースを確保させて設置した方が、インコが産卵・抱卵し易くなります。

産卵から抱卵、そして孵化から養育

セキセイインコの産卵は野性の場合は春先以降の暖かい時期に始まりますが、飼育の場合は産卵に適した30℃の環境など諸条件が揃い易いので、年中産み続けます。

大抵、一日おきに7個前後まで産みます。

産卵を始めてからメスが巣箱の中から出てこなくなれば、抱卵が始まっている証拠です。

抱卵中はなるべく気を散らさない様にそっとしておきましょう。

個体差はありますが、抱卵してから大体17日~23日位で雛が孵化し、鳴き声が聞こえてくる様になります。

産卵時期から雛の養育時期にかけては、親鳥に栄養を与える為に麻の実やボレー粉といった栄養価の高い餌を与えてあげる必要があります。

雛は約3週間位でペットショップにいる様な雛の状態になり、順調に育てば1ヶ月で一人立ちします。

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まとめ

この様にセキセイインコの産卵から抱卵、そして雛の養育まで述べてみましたが、ここで飼主が最も注意しなければならないのは、メスのインコにとって産卵は命懸けの行為であるという事です。

従って繁殖が目的でない場合は、極力メスが産卵しにくい環境下で飼育するべきです。

一方で繁殖を目的にセキセイインコを飼う場合であっても、卵詰まりや栄養失調といった緊急事態に常に目を配らなければなりません。

セキセイインコは少しの環境変化が命取りになる程デリケートな動物です。

なるべく長生きしてもらう為にも、飼主としては少しの異状も見逃さない位愛情を込めて接していきたいものです。


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