鳥が産んだ卵からヒナを孵すためには、お腹の下で卵を温める「抱卵」をしなければなりません。
ただし、抱卵によってヒナを孵すためには、オスとの共寝によってできる有精卵である必要があります。
無精卵の場合は、いくら温めてもヒナが孵ることはありませんが、メスは無精卵でも抱卵をすることがあります。
一見すると意味のないような無精卵の抱卵ですが、メスがこれ以上むやみに卵を産まないために重要な役割を持っているのです。
もしメスが産んだ無精卵に興味を持っているようなら、無理に取り上げないで、しばらく自由に抱卵させてあげることも必要です。
抱卵させる期間
もし卵が有精卵なら、18日前後でヒナへと孵ります。
無精卵の場合も、メスに抱卵する気があるようなら18日ほどは温めさせてあげましょう。
それ以降は本来ならヒナが孵っている期間になるため、卵が孵らないとメスが悟って諦めることが多くなっています。
ただし、まれに20日を過ぎても温め続けるメスもいます。
産卵だけではなく抱卵にもそれなりに体力を使いますし、卵が腐って衛生的にも良くないので、もし20日以降も無精卵を温め続けているようなら取り上げることも検討しましょう。
卵を無理に取り上げてしまうことは危険
メスが一度に産む卵の数は4~8個ほどですが、1回で全部産むのではなく数回に分けて産んでいきます。
そして、数が揃うまでは産み続けてしまうため、途中で1個2個と取り上げてしまうと、減った分の卵を補充しようとさらに産んでしまい、メスの身体に負担をかけてしまいます。
メスが卵を産み始めたら、途中で産卵を止めることもできないので、無事に全部の卵を産めるまで環境を整えながら、そっと見守ってあげましょう。
全部の卵を産み終わった後、メスが卵に興味を示せば抱卵となりますが、もし衛生的に気になるようならペットショップなどで売っている偽卵に取り換えることも可能です。
まとめ
メスが産んだ卵が無精卵であっても抱卵する(卵を温める)ことがあります。
無精卵はいくら温めてもヒナが孵ることはありませんが、メスがさらに卵を産まないためにも抱卵させてあげることは有効です。
メスが卵を産み始めたら途中で止めさせることはできません。
卵の数が揃うまで産み続けてしまうので、途中で取り上げて数を減らしたりすることは絶対にやめましょう。
今すぐチェック>>セキセイインコのペット保険は必須!?選ぶポイントについてはこちら♪
今のあなたにおすすめの記事