セキセイインコのルチノーは、全身が黄色で目が赤いのが特徴です。
ルチノーの赤い目は、いったいどういうものなのか調べてみました。
アルビノーとルチノーが赤目な理由
原種がもつメラニン色素の一部がなくなって目が赤くなったセキセイインコがいますが、セキセイインコにはかぎらず鳥類にはよくみられる変異なのだそうです。
メラニンには灰色系と褐色系があり、この二つの色素を失うと白い体色で赤目のインコになります。
このタイプがアルビノーです。
メラニンの灰色系を失うと、黄色い体色で赤目のインコになります。
このタイプがルチノーです。
色素を失った目が赤いのは、眼球の奥の血管が見えているのです。
体色が黄色いのは、灰色がなくなってもともと持つオレンジ系色素だけが残ったからです。
羽根に白が混ざるルチノーもいるようです。
メラニン色素欠乏は皮膚がんになりやすく、強い光に弱いので飼育には注意が必要です。
ルチノーとの暮らし
赤い目をしたルチノーの生後3週間ぐらいの雛はプラケース等におが屑か、短冊切りにしたキッチンペーパー等を敷いて保温ができる環境で飼育します。
3時間おきくらいに、さし餌をします。
お湯でふやかした、離乳食のような感じですね。
お腹いっぱいで、食べなくなるまであげます。
徐々に1日にあげる回数がへり、生後50日くらいで完全にひとりでエサを食べられるようになります。
ルチノーは弱いのでは?と心配する方もいますが、食欲も旺盛で鳴き声もピュロロロー、ピュロロローと大きな声で鳴く子なら安心していいと思います。
基本的に飼育の方法は、ノーマルカラーの子と変わらないです。
産毛が抜けて徐々に成鳥らしくなってくると、ノーマルカラーの子なら性別がはっきりしてきますが、ルチノーの場合はまだどちらか判別は難しいかもしれません。
ビタミンやカルシウムの生成にいいとされる日光浴ですが、一般的には日光浴を少しずつさせましょうということになりますが、ルチノーの場合、日光浴を嫌がる場合がよくあります。
無理に直射日光にあてたりせずに、少し曇りの日などにそっと光を浴びさせてあげたり、カーテン越しにしたりするのがいいと思います。
栄養面で気になるなら、サプリメントを利用するのも一つの方法です。
セキセイインコのかわいい仕草
名前を呼ぶと返事をしたり、近づいてくる。
好きな音楽でノリノリになると、頭を上下に振る。
言葉をおぼえて、おしゃべりする。
おもちゃで遊ぶ。
まとめ
赤い目をしたルチノーは一般のカラー種より弱いという説もありますが、強い日差しを避けてあげる以外のお世話は同じです。
実際に育ててみると、弱いという感じはなくむしろ好奇心旺盛で、元気で陽気な性格でとてもかわいいです。
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