ゲージの中に羽がたくさん・・・。
これ病気？うちの子大丈夫かな？
なんて思われた飼い主様、いらっしゃるんじゃないでしょうか？
換羽（かんう）。
読んで字のごとく、鳥の羽が生え変わることですね。
セキセイインコに限らず小鳥は定期的にこのように羽を落とします。
人間の髪の毛が自然に抜け落ちるように、いわば生理現象のようなもの。
でも換羽は小鳥の身体に非常に負担をかける一大イベントですから、換羽中の注意点について下記にまとめてみました。
換羽の時期
もともと換羽は衣替えのようなもので、野生の鳥であれば季節が変わる時に発生します。
しかし飼い鳥のインコたちは常に室内などで気温を一定に保たれていて季節感を感じにくい状況にあるため、換羽の時期が安定しない傾向にあります。
換羽はインコにとってごく自然で、なくてはならないものであるのでありますが、これが長引く場合は注意が必要です。
換羽の危険性
では、なぜ自然現象である換羽が長引くとまずいのか？
それは、羽の発生の仕組みとかかわりがあります。
羽はインコの肝臓で作られるタンパク質で構成されています。
ですから換羽の時期はつねに肝臓をフル稼働させている、いわば酷使している状態です。
人間で例えるなら、毎日飲み会が続いて二日酔い状態。
そんな感じを想像していただければわかりやすいでしょう。
その様な状態が長引くと、当然肝臓に長期間負担を強いています。
その結果元気がなくなってしまったり、体全体に色艶がなくなるなどの支障が出てきてしまいます。
また、風邪を引きやすかったり病気を誘因するのも換羽期が多く、この肝臓への負担が大きな要因となっていると言われています。
換羽時期の注意点
換羽中は、栄養バランスの良い餌を与えることが必要です。
特に いり豆等のタンパク源 や青菜等のビタミン類 が重要です。
栄養補助剤の併用も効果的です 。
そして換羽が長引いた時は決して油断せず、すぐに小鳥専門の動物病院へかかりアドバイスを頂いてください。
まとめ
適度な換羽を促すコツ。
それは季節感を与えてあげることです。
夏は適度に暑く、冬は少し寒さを感じさせる・・・ということです。
もともとは野鳥なのですから、自然環境にある程度近づけて飼育してあげてください。
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