今回は、セキセイインコのお腹と便について調べました。
セキセイインコのお腹
セキセイインコのお腹はたくさんの臓器が詰まっています。
まず食物が口から入って、そ嚢という部分があります。
そ嚢は、袋のような構造をしていて、ここに一定量の餌をためることができます。
ハムスターの頬袋みたいなものですね。
続いて胃ですが、セキセイインコは胃が二つあります。
まず食物が先に到達する腺胃ですが、こちらはもう一つの胃に比べて少量の消化酵素を食べ物とまぜて、次の胃へと送る臓器なのです。
この段階で、食べ物に異常がないかなどを判断し、吐き戻す場合はここから吐き戻すこととなります。
そして、軽く消化された食物は、次に筋胃という2番目の胃に運ばれます。
胃では消化酵素による分解に加えて、筋胃というぐらいですから、相当強く、また胃の内部は角質ぐらい堅いですからそこですりつぶすように消化していきます。
さらに最終的に小腸まで到達し、ここで仕上げの消化とそれを吸収します。
セキセイインコの小腸は、重量の関係から、相当短いです。
よく糞にほとんどそのままの餌が含まれていることがありますよね。
消化器系の病気
・そ嚢炎
そ嚢は、湿度が高く体温で環境が一定であり、消化酵素も分泌されないため最近や真菌、寄生虫にとって良い環境です。
動物病院に定期的に通い、そ嚢液の検査を受けることをお勧めいたします。
そ嚢炎になってしまうと最悪の場合、切開して手術しなければならないこともあるので注意しましょう。
ケージの中を清潔にしておくことも予防の一つです。
・痛風
セキセイインコも痛風にかかります。
関節が原因の場合と、内臓が原因の場合があります。
腎臓の働きが弱まっていたり、血液中の尿酸値の上昇が原因で発生します。
内蔵型の場合は、兆候が出ない場合が多く重篤化してしまうことがあるので注意しましょう。
間接型は、止まり木にとまるとき痛みを感じますので、地べたにいることが多くなります。
また足に黄色腫れ物ができますので、こちらは早期に発見できる場合が多いです。
痛風の原因は食事で、動物性タンパク質を多く接種するインコに良く見られる症状なので、食事には注意しましょう。
便を観察、黒い便など
セキセイインコの消化器の調子を把握するには、便を観察するとよいでしょう。
基本的にいつもと変わらない便なら問題ありませんが、イカスミのような黒い便は消化器のどこかで出血している可能性があります。
気をつけましょう。
まとめ
セキセイインコの内臓は、人と同じく複雑にできておりますので、年を取るにつれて病気は避けられません。
ケアしてあげるよう心がけましょう。
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