暖かくなってくると、多くの生き物が繁殖するために発情を始めます。
発情は自然なことでありますが、長い期間発情が続くような場合は病気の原因にもなります。
発情すると、体が卵を産む準備を始めます。
卵管が発達するため、お腹がふっくらします。
メスのインコは発情すると、オスと交配しなくても無精卵を産みます。
卵を産むことで自身の体にカルシウムなどの栄養が残りにくいため体が弱ります。
このように発情が過剰になると体に負担がかかります。
飼い主さんが、うまく発情を抑制し管理してあげましょう。
発情を抑制するためには
・部屋を明るくする時間を調節する
日照時間が長すぎると発情しやすくなります。
なるべく早い時間から部屋を暗くしたり、朝も少し明るくするのを遅くしたりして工夫してみましょう。
12時間以上暗い環境にするのが望ましいです。
少しでも明かりが漏れていたりすると、インコは明るいと認識してしまいます。
完全に真っ暗の状態になるようにしてください。
・発情対象をそのままにしない
インコが発情するのはインコ相手とは限りません。
他の種類の鳥にでも発情しますし、インコのおもちゃなどさまざまなものが対象になり得ます。
発情する相手が鳥ならば、見えない場所に離し、おもちゃなどは撤去します。
・巣篭り、巣作りをさせない
巣作り行動をすることによって発情しやすくなります。
この行動を阻止することで、発情を抑制しやすくなります。
狭いところに入りたがったり、餌入れの下に潜り込んだり、床材の紙をちぎったり…
このような行動が見られたら、させないようにしなくてはなりません。
工夫は飼い主さん次第ですが、餌入れの位置を高くかえてみたり、入らせないように物をおいてみたり、紙などはすぐ撤去します。
ケージから出す時間が長すぎると、家具の隙間や狭い空間に入りたがったりするので、控えましょう。
・部屋を一定温度にしすぎない
暖かい春のような温度環境下では、発情・産卵が活発になります。
部屋を急激に冷やしたりする必要はありませんが、寒暖をインコが感じられる程度に温度を少し下げたりするなどの工夫をしましょう。
まとめ
飼い主さんが過度にスキンシップをとったりすると、発情の対象が飼い主さんになることも大いにありますので、撫でてあげるのを控え、目を合わせないようにするなど努力してみてください。
インコに長生きしてもらうためにも、まずは飼い主さんができることをやってみて、インコの発情を抑制しましょう。
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