セキセイインコも疥癬にかかるようです。
疥癬とはいったい何なのでしょうか？
また、疥癬にかかってしまったセキセイインコはどのような症状が出るのでしょうか？
調べてみたのでご紹介します。
セキセイインコの疥癬とは？
疥癬とは外部寄生虫疾患で、セキセイインコの場合はトリヒゼンダニと呼ばれるダニに感染することによって発症します。
このトリヒゼンダニは、皮膚にトンネルを作って寄生するため、激しい痒みや炎症を起こすようです。
トリヒゼンダニは鳥の身体を離れると生息が難しいとされており、人への感染はないと言われています。
セキセイインコの疥癬の症状
セキセイインコの疥癬の症状として、くちばしやろう膜、脚の鱗などに白っぽい小さな穴があいた軽石のような病変が形成されます。
また、強い痒みを伴う場合は、患部をしきりに止まり木やケージにこすりつけたりします。
くちばしに感染した場合は、くちばしが脆弱化して変形し、伸びてしまうこともあるようです。
疥癬の治療法
疥癬の治療法としては、内服薬や注射薬などの抗ダニ剤を投与して治療するようです。
セキセイインコが毛づくろいなどで直接口にすることがない頭部などには、直接抗ダニ剤を塗布することもあるようです。
くちばしが重度に変形してしまった場合には、定期的に整形の必要があるようです。
一般的にセキセイインコの疥癬症は抗ダニ剤を投与することで良好に治癒するようです。
しかし、ストレスや免疫力の低下などで再発する可能性もあるため、回復しても慎重に経過観察をしてあげるようにしましょう。
まとめ
セキセイインコの疥癬症の症状としては、くちばしやろう膜、脚の鱗に軽石のような病変が形成されることと、激しい痒みが特徴のようです。
疥癬は育った環境で他の鳥から移っていることが多いようです。
体調が良かったり暖かい時期はあまり発症しませんが、病気を患ったり、寒さで体調を崩したりすると発症してしまうようです。
放っておくと衰弱してセキセイインコが亡くなってしまう場合もあるようなので、異常があったら病院へ連れて行ってあげましょう。
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