鳥を飼ったことがない人には聞きなれない、メガバクテリア。
このメガバクテリア、セキセイインコがかかりやすい病気なんです。
メガバクテリアの症状を調べましたので、ご紹介します。
メガバクテリアとは?
メガバクテリアとは、多くの鳥の胃に生息している、大型で棒状の微生物です。
その見た目からメガバクテリアと呼ばれていたようですが、最近の研究では真菌に分類され、さらに酵母の一種ではないかと言われているようです。
このメガバクテリア、最近ではAvian Gastric Yest 、略してAGYと呼ばれているようです。
発症する鳥類としてはセキセイインコが一番多く、他にもカナリア、キンカチョウ、マメリリハ、オカメインコなども発症しやすいようです。
メガバクテリアの原因
メガバクテリアにかかる原因として、ほとんどの場合が親から子へと移る、垂直感染と呼ばれるものです。
親が子供に餌を与えるとき、吐き戻しをして与えるため、メガバクテリアも一緒に子供に移ってしまうようです。
また、便に排出されたメガバクテリアも感染源になり、便を摂食してしまうと感染してしまうので、同じケージで複数羽飼っている場合は注意が必要です。
メガバクテリアの症状
メガバクテリアの症状として、最もよく見られるのが体重の減少で、その他に嘔吐、未消化便、下痢便や血便などがあります。
メガバクテリアの症状には、無症候型、急性型、亜急性型、慢性型の4種類があり、急性型の場合は吐血が続き、発症から12~24時間以内に亡くなってしまうこともあるようです。
メガバクテリアの治療法
メガバクテリアの治療法としては、抗真菌剤を使用し、補助的に胃薬や吐き気止め、抗生物質などを併用するようです。
発見が早ければ治ることが多くなりますが、発見が遅れると胃の障害が大きくなり、メガバクテリアが糞便中から消失しても症状が治らないこともあるようです。
メガバクテリアの予防法
メガバクテリアは親から感染していることがほとんどなので、感染を予防することは難しいですが、早期発見、早期治療することにより発症を予防することはできます。
また、免疫力が低下すると、発症する可能性が高くなるので、換羽期や転居などによる環境の変化、他の病気によるストレスなどがある場合は、特に気をつけてあげるようにしましょう。
まとめ
メガバクテリアは多くのセキセイインコがかかりやすい病気です。
症状としては、体重の減少、嘔吐、未消化便、下痢便、血便などが見られるようです。
最悪の場合セキセイインコが亡くなってしまうこともある恐ろしい病気なので、普段からセキセイインコの様子をしっかり見てあげて、異常があったらすぐに病院へ連れて行くようにしてください。
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