精巣腫瘍は精巣に腫瘍ができる病気で、場所が精巣なので発症するのはオスのみになります。
この精巣腫瘍、実はセキセイインコがかかりやすい病気の一つなんです。
セキセイインコの精巣腫瘍、どのような症状が出るのでしょうか?
調べてみたのでご紹介します。
精巣腫瘍とは?
精巣腫瘍とは、名前の通り精巣に腫瘍ができる病気で、オスのみに発症します。
セキセイインコの精巣腫瘍には2種類あり、エストロゲン分泌性精巣腫瘍と、非分泌性精巣腫瘍に分けられるようです。
精巣腫瘍になってしまうと完治が難しいと言われており、これはセキセイインコが小さく手術が難しいことや、精巣が手術では取りにくい場所にあることが原因のようです。
精巣腫瘍の症状は?
エストロゲン分泌性精巣腫瘍の場合、初期症状としてろう膜の色の変化や発情時の仕草がメスのようになるようです。
本来オスのろう膜の色は青色ですが、エストロゲンの分泌によりメス化してしまい、白色や茶色になってしまいます。
非分泌性腫瘍の場合、初期症状はほぼ無く、精巣の肥大が始まってお腹が膨らんでいることに気づき、病院へ行って精巣腫瘍だと気づくケースが多いようです。
精巣腫瘍の病気が進行すると、精巣肥大によりお腹が膨らみ、腫瘍に神経や他の臓器が圧迫され、足のまひや胃腸の通過障害などが見られます。
セキセイインコの精巣腫瘍の予防法
精巣腫瘍の一番の原因は、発情時の体温上昇です。
精巣は非常に熱に弱い臓器のため、哺乳類などは精巣が体外にありますが、鳥類は飛行時に邪魔になるため、体内に存在しています。
そのため発情などにより体温が上がると発症率が高まってしまいます。
飼い主さんがセキセイインコを溺愛して発情させてしまうことが多いようなので、遊ぶときは発情させない程度に遊ぶようにしましょう。
また、精巣腫瘍はレントゲン検査で発見できるそうなので、発症リスクが高まる3歳以降は年に1回でも検診を受けるようにし、早期発見を心掛けましょう。
まとめ
セキセイインコの精巣腫瘍の症状としては、エストロゲン分泌性精巣腫瘍の場合は初期症状としてオスのメス化が見られるようです。
分かりやすいものだとろう膜の色の変化です。
進行するとお腹が膨らみ、腫瘍に神経や他の臓器が圧迫され、足のまひや胃腸の通過障害が起こるようです。
精巣腫瘍は予防ができる病気なので、セキセイインコを発情させすぎないよう、注意して接してあげましょう。
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