セキセイインコのお腹の部分にも羽毛は生えていますが、様々な理由で抜けたり、インコ自身が抜いてしまうことで禿げてしまうことがあります。
お腹の部分が禿げていることに気が付いたら、まずは原因について考えてみましょう。
胸の下部からお腹にかけて縦に筋が入るように禿げているようなら、「腹割れ」といって抱卵のためにもともと羽が生えていないということも考えられます。
これはメスだけではなくオスにも見られるもので、卵を肌で直接温めるために生まれつき生えていなかったり、自分で抜いたりすることもあるのです。
しかし、お腹全体にわたって羽毛が生えておらず禿げてしまっているようなら要注意です。
毛引き症
セキセイインコが自分のくちばしで羽をむしり取ってしまうことがあります。
原因には病気やホルモン異常、皮膚病、寄生虫の感染などのほかに、ストレスが大きく関係していると言われています。
酷くなると、くちばしの届く範囲の羽を全部むしり取ってしまうこともあるため、早めに対処したいところです。
動物病院では、首にエリザベスカラーを付けてくちばしが身体に届かないように対処してくれますが、それがストレスになってしまう子もいるので、様子を見ながらとなります。
エリザベスカラーで毛引きしないようにすることもできますが、それよりも原因となっているストレスなどを突き止めて、根本的な原因を排除できるように工夫してあげたいですね。
ストレスは一緒に遊ぶことで発散
セキセイインコは人懐っこく、飼い主ともコミュニケーションを取りたがります。
そのため、飼い主と遊ぶ時間が足りていないと、それがストレスになってしまうことがあるのです。
1日数十分でも真剣に遊んであげる時間を作って、インコにストレスが溜まらないようにしてあげたいですね。
ただし、これにも個体差があるため、遊ばせすぎることがストレスになってしまう子もいますので注意しましょう。
まとめ
セキセイインコのお腹が禿げているときには、毛引き症といってインコ自身がくちばしで羽毛をむしり取ってしまっている可能性が考えられます。
原因にはストレスが大きく関係しているため、できれば一緒に遊ぶ時間などを作って、ストレス発散させてあげたいですね。
飼っているインコが自分で羽をむしっているとショックを受ける飼い主も多いですが、自分のことを責めてしまって落ち込んでいると、インコもそれを感じ取ってしまいます。
インコと過ごす時間を大切にして、互いに楽しい思いを共有することが一番ですね。
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