最近飼いやすさとお手ごろな価格で、セキセイインコが人気になっているようです。
セキセイインコは10年から15年程度の寿命がありますが、その寿命は飼い方や餌の与え方で左右されます。
今回はどのようにして少しでも長く一緒に暮らしていけるかを、のぞいてみましょう。
老鳥ならではの変化と飼い方
どのような動物でも長く生きられるようにするには、餌の与え方や温度などしっかりと管理する必要があります。
セキセイインコも例に漏れず見守っていく必要はありますが、病気になっていなくて老鳥になってきたというだけでは、それほど神経質になることはありません。
それよりも、今までと変わらない環境で過ごしていけるように工夫することが大切です。
引越しや改築などによる変化は、なるべく控えるとよいでしょう。
また加齢により食事量が落ちてきたり、筋力が落ちてくることもあります。
そのような時は、餌の量を減らしたり、止まり木を低い位置にして飛ぶ負担を減らす、床面に緩衝材や新聞を置いて落下の衝撃を少なくする等の工夫をすることが大切です。
餌の与え方が寿命を左右する
さきほども少し触れましたが、餌の与え方はセキセイインコの寿命を左右するといっても過言ではありません。
ある調査によると、セキセイインコのおよそ半分が5歳までに亡くなってしまうという結果が出ています。
先ほど「10年から15年の寿命」といいましたが、かなり矛盾する結果ですね。
なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか。
実は飼われているセキセイインコは、餌を多く与えられたり運動不足のために、内臓に多くの脂肪がついてそれにより病気になり亡くなってしまうといわれています。
セキセイインコは若いうちから腫瘍が発生しやすいのですが、肥満化したセキセイインコは脂肪腫という腫瘍の一種が発生して亡くなってしまうケースもあるのです。
そのようなことからも、餌によって太らせないことが大切です。
まとめ
セキセイインコは比較的飼いやすいといわれていますが、飼う人の知識によってその寿命は短くもなり長くもなります。
私たち人間も「食生活の乱れによる肥満」や「高齢者のバリアフリー住宅」などで、住みよい環境を整える必要性は言われています。
人もセキセイインコも注意することは近いと思えると、より長くセキセイインコと暮らせる時間が増えていくように思えます。
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